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夢で聞いた話


天は平等に扱うのです

薬草の譬え 法華経 薬草諭品 第五に出てくる譬え話しです。


物語
この地球上には、いろいろさまざまな草木が生い茂っています。その草木は、大きさにも大・中・小があり、性質もすがた形も、千差万別です。しかし、すべての草木に共通していることは、ひたすら雨のうるおいを欲し求めていることです。そして、雨は、どこにでも、どの草木にも、同じように平等に降りそそぎます。ところが、それを受ける草木の方では、その大小や種類の相違によって受け取り方が違ってきます。


仏の教えと民衆との関係もこれと同様であることを知らなければなりません。


補足
この譬えは、差別と平等について述べています。 も
ちろん、人間は平等だと主張しているのです。
仏教は「個」の平等です。
家族を代表して世帯種が寄付を・・・とかありません。
主従関係はありません。
今では常識ですが、危険といえば危険思想です。
インドでは消滅しましたが、よく生き延びたものです。


人々の天分や性質は、一人ひとり違います。
同じ人間として生まれても、
生い立ちも、健康も、環境も、職業なども、それぞれ違います。
そういう様々な条件の違いがあるため、人々が等しくもっている仏性は、
まったく平等であるにもかかわらず、
真理の雨の受け方にさまざまな違いが生じてくるのです。(差別論)


しかし、いくら受け方が違っても、それぞれの人が真理の雨を受けて、
天分の性質のままに成長し、それぞれの花を咲かせ、
それぞれの実を結ぶという点において、全く平等なのです。(平等論)


つまり、人間は、
それぞれ、姿、形は違っていても、それぞれに成長していくところは、
全く同じで、この事を認識することで、自
分を本当に生かし、他人をも本当に生かす、正しい生き方ができるわけのです。



今ある命に感謝して、
平等に降り注ぐ仏さまのお慈悲を信じて、
精一杯生きること。それが最も大切なことだというのです。


様々な個性の中で、自らの可能性を信じて精一杯努力することが大切なのです。
『努力すれば必ずかなう』とは言い切れませんが、
『努力しなければ自分の可能性の芽が伸びない』とはいいます。


仏のお慈悲の平等を信じ、個別の違い、『差別』の違い認め、
『平等と差別』をきちんと理解すること。
そして必ず来る死に至るまでの時間、自らの命を精一杯輝かせて生きようと努力することが、最も大切だというのです。
出なければ、輪廻して来世は、もっと苦しむよと脅すのです。


あえてここでは性別の差は出てきません。
しかし、どこかで女も成仏できると書いていたと思います。
仏陀の生まれたのは紀元前5世紀ごろで、身分制度が激しい時代です。
そのころ、是だけの平等論を主張するのです!釈迦は、すごい人です!


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